2014年4月29日火曜日

レジンチャーム付しおり完成

久しぶりの部屋更新である。
もし頻繁にご覧になっている方がいらっしゃいましたら、ごめんなさい。『リューク‡オーフェン』内の「脳内ふきだまり」で日夜腐るくらいぼやいているので、どうぞよろしくお願いします。

どこかの記事で言っていたレジンチャーム付のしおりが完成したので、写真を何枚かアップする。















1.完成版しおり
→上から、現在編・大過去編・過去編の自家製本(第1巻)に付属する。しおりの表は世界図絵のイラスト、裏は各作品の人物をアニメ絵化したものである。紐は刺繍糸を使用。丸カンに結びつけているため、平らな場所に置くと糸の膨らみで隙間が出来、レジンが漏れるが、逆に刺繍糸にレジンが染み込み補強されていいかも。刺繍糸の選択は、シルバー丸カンには黒色、金古美丸カンには灰色でコントラストをつけている。しおりの色自体がカラフルなので、刺繍糸の色合いはシンプルで。















2.レジンチャームのアップ
→レジンで切り絵を始めた時、ちっちゃこい細工が好きな私は、真っ先に8mm丸カンでの切り絵に着手したのだが、不慣れなために失敗し、断念した。大きめの18mmサイズの切り絵で特訓(レジンで切り絵19まで)し、ようやく8mm丸カンにリベンジできた。8mmがこのまま出来なかったら、どうしようかと使い道に困っていた。こうして8mm丸カンがしおりのチャームとして利用でき、丸カンの素晴らしさを再実感した。21mm丸カンとともに利用させていただいているのが紗や工房様である。丸カンのデザインがアンティークで、私のど壷にハマった。Amazonで購入しているのだが、1500円以下で送料がかかったとしても、数点購入でも一律160円の送料なのもありがたい。
ただ今、21mmサイズの丸カン(金古美)が品切れなので、早く入荷されないかな〜♪

 
3.切り絵直後の写真
→実は、8mm丸カンの切り絵で一番最初に挑戦したのが、奴隷の紋章(真ん中)だった。どうしても円の中の細工で失敗していた。ならば、少しデフォルメして、曲線を少な目にしたらどうかということで、円の中のデザインを薩摩藩風(十字)にしてみた。切り方もトライアングル技法(ひたすら三角形を意識して切ること)を重ねていったら、それなりの形に仕上がった。
残りの二つの紋章に関しては、下絵のままで、主線よりも大きめに切断して対処した。光の王国のシンボル(左)に関しては、着色したことで印象が変わった!

レジンで切り絵19までとは違い、しおり用の切り絵は量産(同じ物をひたすら作る)である。精度を高めていけたらいいなぁ。

2014年4月9日水曜日

レジンで切り絵19

→兵士の青年。鎧の肩パットがメロンパンみたいやねぇ。
17と同じく、こちらも写真が反転しているのは、鎧の部分の着色が表面だと主線に被ってしまうである。次回の製作からは、不透明カラーの着色に気をつけなければならない。

色の配分によって、茶色の出方が違うなぁ。前のティーサラ(15、レジンおはじきに着色)の時は、黄土色に近い茶色だった。今回は、赤みがかった茶色が出た。彼の髪は、もっと焦げ茶色でも良かったかもしれない。毎回同じ色は出せず、ほとんど勘での配合だ。水彩絵の具の着色と同じく、一点物なのが好い。

レジンで切り絵18

→金髪の青年(少年寄りかも)。今まで肩から上のイラストが多かったので、手を入れてみた。腕があることで、丸カンへの収まりが良い気がする。

不透明カラーを混ぜず、クリヤカラーのみの着色ならば、主線の黒が塗りつぶされることがほとんどないので、楽である。そういえば、黒も不透明カラーになるな。主線が黒なので、塗りつぶしが目立たないがね。
同じ黄色でも、濃度で色合いが大分変わる。何作品か同時に着色するときは、同じ色を先に塗り、徐々に色合いを変えていく。一枚一枚仕上げていくわけではない。

※完成作品の写真も添付しようと思ったのは、カラーにする前と後とでは印象が変わるからである。初期の作品はモノクロだったので、絵の感じはレジンで固める前と後では変化がなかった。ニスを塗るのと塗らないの違いに似ている。

レジンで切り絵17

→また切りすぎてしまい、横の髪が離脱してしまった(写真2)。最終的に、レジンで接着する時に修復できれば良いのだが、離れたときのやるせなさといったら。

※今までは切り絵直後の作品を載せていたが、今回から完成作品の写真も添付しようと思う。従来通り、切り絵のみの写真も貼付する。

あれ、完成作品と切り絵バージョンで、写真が反転している——これには理由がある。
タミヤカラー・白を混ぜて着色する際、白は不透明カラーなので、上から塗ると、主線の黒が消えてしまう。一番良いのは、裏から着色するのなんだが——。
白を混ぜないと表現できない色合い(淡い水色)もあるので、注意しなければならない。

2014年4月8日火曜日

【メモ】レジンおはじきに着色

→今まで製作したレジンおはじき(リューク‡オーフェンの人物達)に着色してみた。ステンドグラスの半透明感が出ている。肌色は敢えて着色していない。コテコテに色を塗るというのも、好きではない。

タミヤカラーで着色でどうなるのか(失敗したら、塗料がパーになるからな)と少し不安だったが、やってみると、楽しい。
塗っていて思ったのは、レジンに色を塗るのは、ペイントで色を塗るのと似ていることだ。

【キャンバスとレイヤー】
丸カンをレジンで固めた底をキャンバス、少し塗っては硬化させるレジンはレイヤーで、色を混ぜたくない場合は、重ねて硬化させて色を塗れば重ね塗りができる。

【塗料としてのレジン】
基本的にレジンに塗料を混ぜて使う。そうすれば、色とともに硬化してくれるからだ。ただし、塗料を混ぜた分、硬化時間は長くなる。
レジンに塗料を混ぜると、原液よりも色が薄くなるので、レジンはホワイト(薄め液)の役割があるといってもいいだろう。ただ不透明の白にはならないので、別個で白を使う必要がある。白とレジンを混ぜれば、半透明の白になる。

【着色について】
固めたレジンの上に色を塗るのは、範囲指定していないレイヤーの上に塗るのと同じである。レジンでコーティングせず、切り絵の上に直接色を塗るのは、ペイントでいう主線に直接着色するやり方だ。線の境界線がはっきりしているので、隣の色が混ざる心配がない。

【ペイントとの違い】
レジンとペイントで違うのは、塗料をレジンに混ぜて使うので、塗料自体に粘性が出てくる。そのため、隣の色が混ざる可能性が少ない。

色の組み合わせ開拓も楽しい。
紫と緑の作り方は知っていたが、茶色とオレンジの作り方は調べるまで分からなかった。出来た色でまた色を混ぜ合わせれば新たな色が生まれる。まるで水彩絵の具と同じだ。ただレジンの場合は、水彩と違って保存がきかない(容器から外に出すと硬化が始まる、晴天の日は顕著)ので、その場限りの使用となる。はかないものだが、塗る面積が少ない分、塗料は長持ちしそうだ。
塗料は除光液と同じ臭いがするので、換気に気をつけないとね。

2014年4月7日月曜日

レジンで切り絵16

→現在編より、(変態)マケマノ。まぁ、色々と変態である。化けるし、やらしいし。ヨオグスやティーサラを作成していたら、奴も切りたくなった。奴は、現在編ではアスナーと切り離して考えられないからな。

ティーサラあたりから、割りかしら細い線での表現ができるようになってきた。数をやれば、慣れてくるのだろうか。
丸カン8mmサイズの切り絵もリベンジしたいなぁ。こちらはアイコンのデザインでいきたいなぁ。紐を通してレジンで乾かし、栞の飾りとして利用するのも好いかもしれない。
前のデザインナイフを使っていたら、こんなにレジンで切り絵が長続きしなかったかもしれない。

レジンで切り絵15

→現在編より、ティーサラ。エルガンヴァーナの修道女である。柱の陰からアスナー・マシスと、ヨオグス・マルネッロの様子を窺っている内気な少女。

下絵が内径18mmに収まらなかったので、頭巾の裾を切って整えた。
今までで一番繊細な線(細い線)を表現できたと思う。この調子で、下絵の主線を再現できていけたらと願う。
先程のヨオグス(レジンで切り絵13)と同様に、着色対象作品である。



あの二人って、おもしろい。
どこかちくはぐだけど、噛み合っている。
例えるなら、時計の針かな。
彼は短針で、彼は長針。
短針は目に見えて動いていないように見えるけど、少しずつ進んでいる。
長針はいつも忙しなく動いているけど、短針がいないと存在が引き立たない。
彼は、理屈ばかりでつまらないと思っていた。
彼は、うるさすぎて耳障りだった。
でも、二人の会話は聞いていて楽しかったし、心地よかった。

タミヤカラーが届いた!

先日、ヨドバシオンラインで注文したタミヤカラー(エナメル)が到着した。1本110円台と他店よりも安く、今まで買い物して貯まっていたポイントも利用できたので、お安く購入できた。送料無料というのも、ありがたい。

購入した色は、
・ブラック
・ホワイト
・クリヤーブルー
・クリヤーイエロー
・クリヤーレッド

である。他にも緑やオレンジがあったが、まずは光の三原色で混合し、レジンに着色してみようと思う。
ノーマル色ではなく、クリヤー系の塗料にしたのは、透明感のある色合いにしたかったからである。目指せ、ステンドグラス風レジンおはじきだ。

レジンで切り絵14

→黒髪の女性。黒髪は白抜きがやりやすいので、好きだ。ザイナスの時よりも、髪の線が滑らかになった気がする。シルエットのバランスが好いなぁ。

今まで展示用の写真をネットで加工していたが、スマホのアルバム内に編集機能が付いているので、加工が楽になった。ただしトリミングの指定はピクセル単位ではできない。

レジンで切り絵13

→ちょっと間隔が開いたためか、色々と失敗している。もみ上げと前髪の境目を切ってしまった。レジンに貼り付ける際に、修復できれば良いのだがと思いながら、取り組む。この作品から、着色を適用する。

OLFAちゃんは切れ味が抜群に良いが、ちょっとした加減で切れすぎるので注意や。しかし、10枚くらいOLFAで製作しているが、今のところ刃こぼれしていない。替刃を購入しなくても良かったのではないかと言いたいくらいだ。だが、油断は禁物。替刃の生産が終了したら、入手できない。
着色ストックを増やそう。

2014年4月2日水曜日

レジンで切り絵12

→マイナス編より、エイゾン。線の強弱を意識して切ってみたが、よく分からんな。線にしなやかさがないし(^^;)

今回は、ハードタイプのレジン液を使ってみた。
艶のレジン液(ソフト)は早く乾くが、離脱するのが早すぎると、樹脂の部分が伸びすぎて、修復不可能になる。日照時間に限りがあるとはいえ、急ぎすぎてはいけないな。
配送時の衝撃を考えてソフトは贈呈用に、ハードは保存用にと使い分けることとする。
と考えると、ダイソーのレジン液は硬化時間が遅くても変形が少ないと思う。艶よりも匂いは強い。

「エイゾン、死ぬな」
「お兄ちゃん、今まで迷惑かけて、ごめんね」
「お互い様だろ。お前の迷惑は、僕にとっての迷惑だったんだ。今更何を言うんだよ」
「ボクね、お兄ちゃんの弟で良かった。もし次に目が覚めたら、お兄ちゃんの弟がいいな」

レジンで切り絵11

→少女の横顔。あどけなさが残るが、その実は——今回の切り絵は、元絵を起こしたもの(以前描かせていただいたイラスト)ではなく、初描出である。

切り絵の横顔が初描出となるイラストは初めてだなぁ。時間が許せば、全身のイラストも描きたいところ。
髪型は若干癖っ毛を意識している。頭のリボンがワンポイントかも。首にはチョーカーを巻いている。
切り絵をやっていると、自分は主線がくっきりはっきりとしたイラストが好きなのだと改めて思う。
全部単一の太さの線ではなく、今度から線に強弱を付けるのを心がけていこうか。
やり方としては、最初に太く切り抜いて、後から細く削っていくといった手法になる。

2014年4月1日火曜日

レジンで切り絵10

→黒髪の少女。昨日作成した少女とは異なり、こちらは目つきで、気の強さ(気丈さ)をイメージ。髪はサラサラストレートで、風になびくシチュエーションを意識してみた。

人物を切り取るとき、いつも対象となる人物の雰囲気を想像しながら、ナイフを入れている。
彼女は今何を思っているのか。決意か、絶望か、憂いか——。
今回は、一昨日切りすぎてしまった耳をきれいに残せて良かった。
一枚一枚仕上げていくごとに、細かい表現ができるようになってきた気がする。

レジンで切り絵09

→顎髭を切りすぎて、笑顔になってしまった。下絵よりもややサイズが大きくなったので、はさみで剪定したら、髪の毛が断裂してしまった。

失敗ばかり書いているが、イメージは再現できたと思う。おじさまは切っていると、様になる。
切り絵を切っていると、自分は横顔を描くのが好きだなぁと思う。横の髪と鼻と顎のラインで、どの登場人物かと想像を巡らせるのが好い。
そのうち出来たレジンおはじきで、一人遊びしそうやなぁ。

レジンで切り絵08

→現在編より、アスナー・マシス。昨日大きく描きすぎた彼に縮小コピーをかけて、適格なサイズにした。当初切り絵にする予定がなかった人物だが、横顔を描いていたら、出現した。『脳内ふきだまり』でも、アスナーが不意に出てくるし、アスナーブームか。サブストーリーでありながら、脳内を占めている。

「アスナーとヨオグスを引き離してはなりませんよ」
「なぜです?」
「ヨオグスはまだしも、アスナーは繊細だからです。気丈にしているが、いっぱいいっぱいなのです。あれは、ヨオグスに支えられている」

レジンで切り絵・完成

→並べると、どことなく壮観だ。自キャラと他家様の人物である。

本日快晴、昨日までに準備した「レジンで切り絵」の02から07までの作品が完成した。
レジン液は種類によって硬化時間や柔らかさが違うのだと実感した。どうしても、丸カンの脇からレジン液が漏れ出してしまうのだが、艶のレジン液(ソフトタイプ)だとカッターでの切り離しがしやすい。ダイソーのレジン液は、ソフトとハードを混ぜた中間の硬度ではないかと思う。
明日も晴れるとのことなので、作品を増やしたい。艶のレジン液ならば、すぐに固まってくれそうだ。