2016年11月13日日曜日

フェリシモ【シャビーシックの会・毎日料理の腕をふるうキッチンテーブル01】

●キット名:季節の飾りつけを楽しむシャビーシック風ドールハウスのインテリアの会
●作成日時:2016年11月6日(日)―2016年12月3日(土)


まだ積んでいるミニチュアフレームの会のキットを消化していないが、早速新しいキットが届いたので、今月分のを消化したいと思う。
再開号から好い感じの家具が来て、心が躍っている。もし先にオーナメント系(飾りもの)から来たら、ショックだった(せっかくなら、家具を作成してから、飾りつけをしたい。喩えるならば、ドールの服だけ手元にあって、肝心のドールがないような気分だ)。メアリーおばさんの会を思い出すわ。あれはハウスがなかったので、完成した作品は箱に入れて収納するのみだった。


↑内容物の木材類である(10月6日)

3年ぶりに購入したフェリシモのミニチュアキットは説明書が見やすく、しかもカラーになっている!
今回のキットは木材が多く、並べて材料を確認する工程が説明書に書かれており、なるほどと思った。
説明書の表面は、家具作りの巻だ。丁寧に組み立てよう。


↑食器棚、引き出しの途中まで組み立てた(11月6日)

・食器棚:脚の部分をはみ出させて本体に貼り付ける部分がある。剥離紙を敷いて、木材が平らになる部分を下にして貼り付けると、はみ出した部分が揃えやすい。ボンドは付けすぎず、少なめでもくっつける。多すぎると、はみ出して見栄えが悪くなる。
・引き出し:食器棚と同じ戦法で、平らな面を下にして貼りつけた。あとは、着色した把手面の板を貼れば、完成だ。

↑ウォールシェルフ完成、家具の色塗りをした(10月13日)

1週間開いたが、ミニチュア作成の熱が冷めなくて、良かった。
・ウォールシェルフ:面取の工程は、カッターで削るよりも、案外紙やすりで擦った方が短時間でカットできる。紙やすりは万能、大根おろしの気分である。
→もしくは、カッターと紙やすりの併用型も良い。角張った部分をやすりで削って面積を広くし、カッターで削る。後者の方が早かった。
・色塗り:間違えて小物用の板にも色を塗ってしまい、ティッシュを濡らして色取り、水に浸して色を抜く作業が増えてしまった。間違い防止のための木材分けだったのに、何たるや。ムラが出ても良いとのことで、塗り方はかなり雑である。しっかり塗れよと書いてあったら丹念に、ムラがあっても良いよならばササッと、切り替えるよ。

↑家具が完成した(11月13日)

組み立てと色塗りで1週間間隔が開いてしまったが、ひとまず説明書の表面が出来た。引き出しと天板の間に隙間が出来てしまったが、そういう仕様なのだろうか。ちょっと気になる。
引き出しの部分は、把手を付ける前に、ヤスリがけをした方が良かったかもしれない。ヤスリがぶつかって把手が取れてしまい、二度付けする羽目になった。さらに古びた感じを出す工程は、ワイヤーバスケット作成時にまとめて行う。

フェリシモ【ミニチュアフレームの会・窓辺でガーデニング(完成)】

↑種袋、苗のポット、木箱が完成(10月23日)

今回は、説明書の順番から逸脱して作成している。植木がややこしそうなので、後回しにしているのだ。
・種袋:いつもの黒線の内側を切る戦法で臨んだ。複数のパーツを貼り合わせる系でなければ、この戦法は有効だ。目打ちでスポンジの真ん中に穴を開ける時は、キャップと貼り合わせる前の方が良い。後だと、スポンジがキャップにすっこみすぎて、反対側から押し出してやらなければならないからだ。
・苗のポット:スポンジをキャップに合わせて切る時に、目打ちで切り込み線を付けてやると、切断しやすい。スポンジなので、カッターで微調整を加えながら、少しずつ切った。
・木箱:パーツがコンマミリ狂うと、箱が斜めになったりする繊細なミニチュアだ。橋渡しの木を接着する工程で気を遣う。速乾性を求めるときは、コニシのボンドの力を借りている。昨日セリアで、人間が使う用の似たような木箱を見つけて、湧いた。


↑ほうきと机が完成(10月23日)

・ほうき:ミニチュアでほうきを作るなんて、貴重な体験やなぁ。実際のほうきもこのような工程で作られているのだろうかと、想像を巡らせてしまう。
・机:机の脚を二本作成するのだが、片一方が順調に仕上がると、もう片一方がいびつになったりする。いびつさは尾を引いて、仕上がりまで影響する。対になった四本の脚の高さを合わせるのは、根気との戦いだった。机を裏返すと、ペンチで何度も曲げた苦闘跡を見受けるわ。


↑霧吹き、スコップ、鳥が完成(10月23日)

・霧吹き:型紙に合わせてワイヤーをペンチで折り曲げる作業は根気がいる。しかし、ある程度妥協しないとキリがない。やり直したり、検討したりの根気のいる作業は嫌いではないで。
・スコップ:鉄にあたる部分にボンドを塗って、光沢を出してみた。このタイプのスコップを見ると、フェリシモの昔のキットで、ピーラーやルレットを作ったことを思い出す。メアリーおばさんの――だっけ。
・鳥:見本写真を見た時、本当に鳥が出来るんやろうかと半信半疑だったが、それらしく仕上がった。複数のパーツを一カ所にくっつけないといけないので、何回かに分けて接着した。ライチョウのピーピーちゃんのぬいぐるみ効果かな。


↑植木が完成した(10月23日)

結局後回しになったミニチュアだ。生け花は空間を意識して生けると聞いたことがあるが、この植木もまさしくそうだった。幹となる針金を立体的に奥行きを持たせながら折り曲げ、なるべくイメージから遠ざからないように微調整を加える。枝葉を接着すると印象が変わるので、また針金を折り曲げて整える。机の次に手間がかかったミニチュアだった。



1週間かけて作成したが、実質3日である。日曜日と木曜日、うまくいけば水曜日も少し作成に回せる。あとの曜日は帰りが遅いので、帰宅して間もなく就寝する日々だ。今回は、日曜日、木曜日、日曜日で完成できた。
一見すると、パーツが少ない回に見えるが、一つ一つのミニチュアが濃密で時間がかかった。窓辺や壁等の家のパーツで前半戦、道具類で後半戦である。難儀したのは机と植木、後者はフレームに収まらず、枝葉を貼り直したりと修正を重ねた(今でもはみ出しているがね)。鳥が一番納得のいく出来になった。

フェリシモ【ミニチュアフレームの会・窓辺でガーデニング02】


↑窓と、机の天板を作成(10月16日)

・窓:この系統の窓枠を作るときは、最初に上下の桟を組み、最後に真ん中の木を貼った方がぐらつかない。窓枠の木は最初から裁断されていたので、ズレはないだろうと信じていたのもある。目打ちは木目を付けるのに有効だね。
・机の天板:お馴染みの紙やすりの登場だ。ミリ単位で面取りするときは、カッターやハサミで削るよりも、紙やすりの方が手っ取り早く削れたりする。


↑植木鉢が完成、窓に塗料を塗った(10月16日)

・植木鉢:また日本語を理解できない病が発症――外表にして貼り合わせるの意味が分からなかった。紙やすりを裁断するところまでは分かるのだが、切った二枚の紙のやすり部分を表にして貼り合わせるのか、それとも1枚をやすり側にしてもう1枚を裏側にして貼り合わせるのか。前者にして貼り合わせたがどうなのか。ボンドでくっつけるために、紙やすり製の植木鉢を長時間持っていると、指の表面がやすりで擦られるな。塗料を薄く塗る工程で濃くなった場合は、表面を濡らして、ティッシュで拭き取ると、好い感じにムラが出てアンティークっぽくなった。
・塗り工程:塗りが裏表とある場合は、2回に分けて塗る。下に敷いてある紙が剥離紙だと、乾いたときに色が剝がれたり、下の紙が引っ付いてこないので、素晴らしい。これだけで完成度が上がる。


↑窓とカーテンが完成(10月20日)

・窓:以前のフェリシモのミニチュアキットだと、型紙に材料の㎝指定が書かれていなかったが、今回は説明書の他に指定用紙が付属しているので、捉え間違いが生じにくい。透明袋の1重が分からなかったが、納得した。
・カーテン:布地がチェック柄なので、定規で長さを測りやすく、折り目も付けやすかった。山折りは凸で、谷折りは凹で折れば良いんだね。幼い頃、折り紙もサボったんだ。


↑プランターが完成した(10月20日)

今作の見どころのひとつだ。草に見立てたモスを貼り付ける工程では、モスの量は目分量になる。そのまま貼り付けようとすると、茎の部分がせり出してしまうので、茎をちぎって細かくしてやらないと見栄えがしない。対して、ドライフラワーは一輪挿しにしても、存在感がある。モスの匂いがジオラマ作りを彷彿させるな。


↑窓が完成した(10月20日)

今回のキットの土台が完成だ。説明書の表面が出来、残すは小道具だけとなった。机や木箱等、まだ日曜大工は残っているんだがね。付属のボンドはマイルドな貼り付き具合だが、結構早くくっついてくれる。窓を斜めにくっつける工程では接着面が少なかったので、貼り付くか心配だったが、がたつかずにしっかり固定してくれた。しかし、カーテンが左に寄りすぎたのが悔いに残る。

フェリシモ【ミニチュアフレームの会・窓辺でガーデニング01】

●作成日時:2016年10月16日(日)―2016年10月23日(日)



ミニチュア熱が冷めないうちに、第三作目に取りかかろう。
前回は、外にお出かけしてハンバーガーショップというシチュエーションだったが、今回は家に戻ってきてガーデニングだ。一見すると、ミニチュアのパーツが少ないように見受けるが、真相はいかに。


↑壁の作成途中である(10月16日)

暗所でキットを保管していたが、塗料が乾燥しているらしく、内容量が少ないように感じる。塗りムラなく仕上げたかったが、やけに残量を気にして塗ったので、ムラが出来てしまった。四隅の色が薄いのは、フレームで隠れるので、省略したためである。
ざっと説明書を見たが、今回のキットは日曜大工系(壁や窓を塗ったり、机や箱を組み立てたりと)やな。


↑壁と床の部分が完成(10月16日)

・壁(続き):目打ちで板の表面の塗料をこそぎ取ってやる感じで削らなければならない。結構力を入れないと、木目の筋が付かない。
・レンガの床:今まで、フレームからせり出す床部分を枠に直接貼るのか穴に入れ込むかで迷っていたのだが、今回のキットで後者だとはっきりして、安心した。今回は、床の部分が木材ではなくスポンジなので、扱いが楽だ。目打ちで溝を付けるのも、少しの力を入れるだけで跡が付くので、ありがたい。

フェリシモ【ミニチュアフレームの会・ハンバーガーショップ(完成)】


↑幸いクローゼットの中から、使っていない仕切りケースを見つけたので、ミニチュア作成用に開封した。
ここでパーツの下準備をし、後でまとめてくっつけるのである。1マス1マスをミニチュア1アイテムとして分けている。これをやりたかったんだ。

↑左から、メニュースタンド、塩、タバスコ、マスタード、ケチャップである(10月8日)

・メニュースタンド:台にメニューを挟むための切り込みを入れるのだが、なかなか良い塩梅にならない。カッターでゴムビーズは切りにくく、はさみで切ろうとすると、真っ二つになる恐れがある。刃先でゴムビーズの表面をなぞるようにして徐々に切り込みを入れていった。
・塩:ビーズを切る時に斜めになってしまったので、傾いたケースと化した。
・タバスコ:何回かに分けて、パーツを貼り付けた。蓋となるビーズ+ラベル貼り+蓋と筒との合体。蓋と筒を貼り付ける時に横からくっつけようとすると斜めになってしまうが、真上から見ると、垂直にしやすい。
・マスタード:タバスコと同じ戦法で、ビーズ貼り付け+ラベル貼り+蓋と本体との合体の3工程でくっつけた。蓋は穴にめり込む感じになるんやね。
・ケチャップ:タバスコやマスタードと同じく、パーツごとに時間を置いて、くっつけた。

↑左から、紙コップ、紙ナプキン、ポテトである(10月10日)

・紙コップ:いきなり糊付けしないで、いったん紙をくるくる巻いて柔らかくしてあげると、紙コップの円が作りやすくなる。水面部に敢えてボンドをべっとり付けて乾かすと、ジュースらしくなる。
・紙ナプキン:いつも不思議に思うのだが、黒い点線の印刷面を折り曲げるとき、滑らかに曲がってくれる。そこだけインクが染みこんで、ピンポイントで曲がりやすくなるのだろうか。ティッシュの良さは、2枚重ねになっているので、準備時間が2分の1で済む点だ。
・ポテト:フライドポテトが細いこと細いこと。スポンジを切断する時に、砕けなかったのが幸いした。


↑ハンバーガーが完成(10月13日)

これこそまさにパーツの組み合わせで出来ているミニチュアだ。
・チーズの余った部分は、ポテトの補充用に再利用できる。第一に、ポテト作成で余った部分をチーズに利用したんだ。
・レタスは、角ばった感じが出ないように、角の部分を丸めておく。
・案外難しいのがトマトの上部分である。チューブの上部は硬くなっているので、カッターでざっくり大きく切り、はさみで微調整を加えながら揃えていくと、1ミリくらいの厚みになる。
・花材テープはしっとりしているので、丸めて成形するときに形を変形しやすい。ハンバーグが割りかしら楕円にまとまるとは思わなかった。
・丸めて薄くするだけならばハンバーグのような趣でも良いのだが、バーガーの目玉焼きの白身の断面は、確かきれいに平面になっていたね。
・考えてみれば、工作板の上で作業をしているのなら、常に1センチ刻みの物差しが付いているから、薄紙くらいだったら、いちいち棒の定規で測らなくても、なぞるだけで良いんだ。
・案外発泡スチロール球に紙がくっつくんだね。バンズの部分が良い具合に出来た。


↑一通りのパーツが完成(10月13日)

ずっとこうやって細々と並べておきたいが、ミニチュアフレームと合体しての作品なので、くっつけなければならない。ここまで来たら、もう少しで完成だ。



休日や、仕事から早く帰ってきた日にちまちま作成し、10日くらいで完成した。手作りキットは、一度作り始めたら、完成するまでは途切れさせたくない。集中の糸を切らせてしまうと、積む原因になってしまうからね。
前作よりは今作で、ちょっと仕上がりが良くなった気がする。ハンバーガーやサラダにポテトと見ていると、お腹が減るラインナップだ。発泡スチロール球の余った真ん中の部分も利用すれば、ベーグルやビッグマックも作れるんだろうな。

フェリシモ【ミニチュアフレームの会・ハンバーガーショップ01】

●作成日時:2016年9月29日(木)―2016年10月13日(木)


積んでいるミニチュアキット消化に向けて、次なる作品を作るぞ。第2作目は、バーガーショップだ。
材料を見ているだけで、ワクワクする題材やな。今回は塗料を塗る工程がないので、作成時間を短縮できるかな。

↑フレームの部分が完成(9月29日)

まずは土台作りからだ。なるべくまっすぐに切る物は、カッターを使った方が綺麗に切断できる。面積の広い平らな面を貼るときは、カバーフィルムの台紙で表面をなぞってあげると、ムラなくくっついてくれる。今回は、塗料を塗る工程がなかったので、速い。


↑カウンターが完成(9月29日)

・カウンターの土台:長さがある材料を切断するときは、40cm等の厚みのある定規を使った方が安定感が増し、綺麗に切断できる。ノーマル定規だと、断面がガタガタになるからねぇ。自家製本で培った技術だ。
・カウンターのタイル:今回の難所のひとつ(と言うよりも、細かい)。光沢紙の表面にどうやって鉛筆で線を引けば良いのだろうと混乱したが、裏のざらざら面に記せばいいんだね。なるほど、切断した時に、表面に鉛筆の跡が付かなくて、素晴らしい。見本のように、寸分の狂いなく綺麗に貼れないが、ズレた感じが手作り感を漂わせて、好い(擁護するな)。スポンジに、33枚のタイル(光沢紙)を貼り終えた時の達成感はひとしおだ。
・カウンター:フレームに填まらない場合がほとんどなので、紙やすりで削る。若干きつめの方が抜けにくく、安定感がある(圧がかかって、後でヒビが入るかもしれないけれどね)。


↑左から、椅子、メニューボードである(9月29日)

・椅子:鉛筆削りの如く、カッターでひたすら木材の断面を削る工程は難しい。なかなか断面が山型にならないからだ。しかし、何の種類か分からないが、木材から漂う木の香りに癒されたわ。
・メニューボード:椅子の脚削りでダレたので、合間に作成した。椅子と同時進行で作成したおかげで、接着が一度で済んだ。厚紙の断面を黒ペンの腹の部分で黒く塗るとは、考えたものだ。


↑左から、トレイ、トマト、卵である(9月30日)

・トレイ:前回、ワイヤーを指で曲げていびつな円になったので、今回はガッチリ型紙に合わせて、ペンチで成型した。しかし、型紙等の黒線の内側を切る手法が裏目に出てしまい、ワイヤーの縁取りよりも板が小さくなってしまった。
・トマト:前回のオレンジの作成方法と同じだね。ドライフラワーがリアルだ。
・卵:ペップの切断部を紙やすりで削ると滑らかになって、それらしく見える。


↑サラダが完成(10月6日)

筒が小さくて切りにくかった。指先で筒の上部を摘まむようにして、間にハサミを入れると、切りやすい。最後の方はハサミで跡を付け、端っこから切り込みを入れていくと、切断しやすい。柔らかいチューブ系は、ムニューといったん潰してからハサミを入れると綺麗に切れる。
新しい仕事が始まり、前回の作成から少し開いてしまった。この分だと、1週間に1作品消化するのが精一杯かもしれない。


↑ショーケースが完成(10月6日)

ハンバーガーショップのショーケースだ。仕上がりはいずれにせよ、支柱のツルテカ具合と、ガラスに見立てた透明袋が何とも好い。木材が結構小さいので、銀紙を巻く時に何度かズレた。ケースの台と天板の大きさがズレていたのか、支柱がやや斜めになったのがいただけない。棒系を立てて貼るのは、案外難しい。真っ直ぐ立っているのかが目視で確認しづらいからだ。何度か天板から支柱が抜けて、崩壊しそうになったよ。

フェリシモ【ミニチュアフレームの会・猫と朝食(完成)】

↑左から、キャットフード、ジャム、カップである(9月26日)

キャットフード:缶詰の縁取りを針金で成形するのだが、円を形作るのが難しく、いびつになった。床に落としすぎて変形しすぎた缶詰だと思おう。型紙に沿って円を成形しなかった私が悪いんだが。
ジャム:チューブを切断するときに潰し気味でハサミを入れないと、断面がいびつになる。斜めになった部分はハサミで微調整したが、傾いている。まさかスナップボタンの凸側を蓋に見立てるとはね。
・カップ:今回の小道具作成から、コニシのボンド(速乾性)を導入した。ピンポイント短時間勝負にはコニシのボンドが適している。持ち手の部分は指で2分間固定したが、たわんだ。わたで湯気を付け忘れたので、後で補足した。

↑左から、コーヒー、トーストである(9月27日)

・コーヒー:やはりチューブの切断は難しく、断面が斜めになってしまう。銀紙でアルミの部分が表現できるとはあっぱれだ。コーヒーもマジックの黒色でそれらしく見えるようになるのも、すごい。
・トースト:クリーム色のスポンジに茶色い紙を巻くだけでトーストに見えるのも、すごい。銀色のビニール帯がヘラになるのにも、目を丸くした。このミニチュアを企画する人は発想力が抜きん出ているなぁと、たまげてしまう。身近な素材を組み合わせて、ミニチュアを作れる発想がね。


↑プレートセットが完成(9月27日)

・目玉焼き:白身は紙なのだが、表面にボンドを塗ることで、光沢と微妙な凹凸を出せる。指示にはなかったが、トーストのジャム部分にもボンドを塗ったら、ちゃっちい感じがなくなって、良くなった。
・ウインナー:失敗して、カリカリベーコンになってしまった。カラーテープの厚みが足りなかったんだね。リトライができたら、作り直したかった。
・皿:フェリシモ恒例のくるみボタンを皿に見立てる手法だ。


↑トースターが完成(9月27日)

木製のブロックに銀紙を巻くだけで、家電に変身とは、やるなぁ。木材等の角を丸くするときは、数ミリであれば、カッターを用いるよりも、紙やすりで微調整しながら削った方が断面がいびつにならない。
左下に貼ってあるSISTERというメーカーは、brotherのパクりだろうな。
物語や絵を描いたりするのも好きだが、ミニチュアを作るのも純粋に好きだと改めて感じた。初めて、フェリシモのキットでミニチュアを作り始めたのが確か小学6年生くらいだった。自分で小道具を作る、3Dプリンターでも実現したいところだ。


↑左から、黒猫、紙袋である(9月27日)

・黒猫:モールを組み合わせるだけで動物になるとは、たまげたものだ。まるでバルーンアートやな。モールの毛がよく抜けるので、途中で台紙の半分を切って作業した。完成品は猫の顔が皿で隠れるので、完成前に顔を収めておいた。黒猫のユンだな。
・紙袋の成形が折り紙を彷彿させて、混乱した。1番目と2番目と、順番どおりに折っても、説明書どおりにいかず、逆にしたり戻したりして、何とか形になった。幼い頃に折り紙遊びをサボったからね……からっきしなんだ。上に乗っているのは、オレンジである。


↑これで、一通りのパーツが完成した(9月27日)

あとは、フレームに貼り合わせるだけだ。
ミニチュアをバラバラに並べても、それなりに見えるなぁ。


作成所要時間・約10時間。ミニチュア作成再開の第1作目。

何かひとつの作品を完成させた時の喜びは、ひとしおだ。
小道具作成から、コニシのボンド(速乾性)を使っているので、パーツの貼りつけがスムーズにできた。ひとつずつパーツを作っていて、自己流のミニチュア作成手順を思い出した――予めパーツだけ切り分けて準備し、後でまとめてボンドでくっつける。紙やすりで微調整する等。
新たに気づいた点は――定規で印を付けた後に、印の内側を切ると見栄えが良い(若干長めにサイズを測る)。ボンドは光沢感を出すのに適している。カバーフィルムの台紙の再利用は素晴らしい点である。

フェリシモ【ミニチュアフレームの会・猫と朝食01】

●作成日時:2016年9月21日(水)―2016年9月27日(火)


↑長らくクローゼットの中に積んでいたフェリシモのミニチュアキットを作りたいと思う。
1作目は、猫と朝食である。
ほぼ三年くらい眠っていたが、塗料が固まっていなくて、良かった!


↑フレームの壁と床の部分が完成(9月22日)
床の木材をフレームから張り出すように貼ると書かれており、フレームの下部分にくっつけるのか、空洞に差し込んで貼って固定するのか分かりづらかった(理解力が…)。後者だと気づかず、最初に台紙を貼っていたので、やすりで削った後に、再び台紙を貼るという二度手間になってしまった。


↑壁時計と、窓の部分が完成(9月22日)
作業用の筆が1本あるかないかで、ミニチュアの仕上がりがぐっと違ってくる。ティッシュだと、細部に色が塗れず、塗りむらが出来てしまうからである。
下に敷く紙も普通の白質紙だと、塗料が乾いたときに紙とくっついて繊維が残ってしまう。自家製本作成時に出てくるカバーフィルムの台紙は裏面がツルツルして、剥離効果があるので、塗料を乾かすのにはもってこいだ。十年以上の前の私だったら、思いつかなかったに違いない。現に、昔のミニチュアには紙がひっついた跡が付いている。


↑1から3で作ったパーツを全て、フレームに貼り合わせた(9月22日)

これで、土台の完成だ。工程の4分の1が出来たことになる。
キットに付属するボンドは、乾くのが遅いが、時間をかけて広い範囲を塗るのには適している。コニシのボンド(速乾性)は、乾くのが速いので、ピンポイントに狭い範囲を塗るのに向いている。
今のところ、キットに付属しているボンドで間に合っている。


↑今キットの主体となる椅子と机の作成である(9月23日)

机よりも、椅子の方がパーツが細かく、くっつけて乾かす過程で、一度に作成できなかった。三段階に分けて接着したので、時間がかかった。しかし、安定感が出た。


↑机と椅子の塗装が完了(9月25日)

接着に続き、塗装も脚の部分(下側)と上部の2回に分けて行った。一度に塗ろうとすると、紙に面する部分の塗料が剝がれてしまうので、塗料が乾いてから反対面を塗るのである。2日がかりだったが、仕上がりが良くなった。
全工程の半分近くまで来たので、残り半分もモチベーションを維持したまま、完成させよう。

2016年11月7日月曜日

【PlayStation VR】プレイ記録02

↑無料配信タイトルだけでは物足りないと思い、購入したのが『VR WORLDS』である。色々なジャンルのゲームの詰め合わせで、楽しめそうだ。

【VR WORLDS】
・ぼわっと目の前に映像が広がり、ヘッドホン(MDR-100A)から映画さながらの重低音が流れる――鳥肌が立った。まさしく体験会で遊んだゲームのメニュー画面やな。
→なぜ体験会のゲームの時は決定ボタンが×ボタンで、製品版(日本国内向け)は○ボタンなんだろうと思ったが、外国向けは×ボタンが決定ということを思い出した(体験会で使われているゲームは外国仕様なのだろうか)。

《オーシャン・ディセント》
●立体的★★☆
●深海を潜り、海洋生物と遭遇するゲーム。
・両目で見える人の立体視が気になって、サメとの遭遇の面を母に体験してもらった。柵や計器類が目の前に触れそうなくらいに立体的だったという。サメのシーンでは全身で驚いていた。テレビのディスプレイで確認していて、製品版は、体験会でのサメとの遭遇とは作りが違うように感じた。製品版は尺が長く、ナレーションがあった。
・体験会で初めて体験したVRゲームだけあって、やっていて一番安心するし、親近感があった。

《ロンドンハイスト》
●立体的★★★
●ギャングの一員(拉致されて巻き込まれている)となって、お宝を盗み、銃撃戦やカーチェイスを繰り広げるゲーム。
・手に取れる小道具を相手に投げつけたりと、悪ふざけしたくなるゲームだ。手で触ろうとしても無反応なのに、カーチェイスで銃口を向けた時の「お前ふざけんな!」みたいな反応が返ってきた時には、驚いた。
・どこかのブログに、コントローラーを片手で銃を構えるように持つと良いと書かれていて、そのように持ったら、撃ちやすかった。雰囲気が出るね。ダイヤの場面で、次々と湧いてくる敵に、まだか、腕が痛いよと思った私は初心者だ。
・スピード感やスリルもあるが、相手が迫ってくるときの迫力といったら、思わず構えるくらいだった。演出が凝っていて、クリアまで息もつかせず、あっという間だった。

《VRリュージュ》
●立体的★★☆
●リュージュに乗って、ハイスピードで道路を滑走せよ。
・今のところ、酔っていない。立体視よりも、眼前を目まぐるしく過ぎ去る映像に迫力を感じた。
・二面目がクリアできない。おそらく面の余ったタイムを累積してクリアしていくのだろうが、1回壁にぶち当たってしまうとロスタイムが出て、失敗する。特定の車体に潜ることで、リュージュが加速するのかな。難しいね。
・道路をジャンプした時に、ふわりと体が浮くような錯覚に見舞われた。

《スカベンジャーオデッセイ》
●立体的★☆☆
●マシンに乗って宇宙を探索し、敵を撃退するゲーム。
・チャプター1をクリアしたが、酔っていない。酔いは立体視と関係があるのだろうか。片目視力の人は、VRで酔いにくいのだろうか(普通に車の山道で酔っているよ)。
・全方向に映像が広がっているのだが、画像が粗いのか、立体的に見えない。シチュエーションや設定は嫌いではないのだが。
・スカベンジャーって人の名前なのか? それとも、英単語としての役割を指すのか。搭乗者の指の数が4本なので、どうやら地球人ではなさそうだな。肌の色も青白いし――そんな設定ばかりが気になった1作。

【KITCHEN】
●立体的★★★
●来年発売される『バイオハザード7』のスピンオフ作品。100円するが、お値段以上の衝撃を受けた。
・今まで遊んだVRゲーム作品の中で、一番映像がきれいだった。テレビ画面で見たら、かなり高精細だと思う。
・生き残りの住人に包丁で縄を切ってもらう時の臨場感といったら。早くしてくれ、でも切れないよ、あ、ゾンビが――。
・二回遊んだが、血飛沫の飛び方が一回目と二回目で違っていて、目を見張ったよ。手の構え方で違ったのだろうか、ニクいね。しかも二回目の時は、VRのレンズに血痕が付いたし。
・視点を動かして、回りの物の見え方が変わる(物の角度が変わる)作品は、たとえ片目で立体視が不可能であっても、立体的に見えると錯覚する。視点の動きに伴って物も動く技術はすごい。

VRヘッドセットを装着していて、どうも鼻の下部分から環境光が入って気が散ると思っていたが、一番目の黒ボタンで前後の位置を調節することで解決できた!
今まで、ヘッドの部分を最長に伸ばしていたから隙間が開いていたんやな。一番目を調節したら、二番目ボタンでの頭の収まりも良くなった!
これで、VRの閉鎖的な空間を堪能できるぞ。

2016年11月6日日曜日

【PlayStation VR】プレイ記録01

↑テレビに映るVRの映像(スマホのカメラの関係で、青が強く出ている。製品版のVR WORLDSの映像)。画質はテレビの方がきれいに見える気がする。色合いは、VRの方が濃い。

※あくまでも(生まれつき)片目視力の者が遊んでの感想ということを念頭に置いてください。

【まずは、PSNで配信されているソフトをダウンロードして遊んでみた】

《Allumette》
●立体的★★★
●マッチ売りの少女をモチーフとした映像作品である。
・ジオラマのような空間で物語が展開され、思わず目の前に映る少女に触れたくなる。座ったり、屈んだりすることで、空中都市の見え方が変わるので、立体的に感じた。首をすくめたり、仰いだりすると、橋の裏側も見える。ヘッドセットの外側に物があることを忘れてしまうくらいの没入感だ。
・空飛ぶ船に顔を突っ込むと、船内の様子が見える趣向には、たまげた。登場人物がとても健気だ。ペンローズ社の他のVR作品があったら、観てみたい。
・音楽が印象的で、翌日しばらくテーマソングが脳内を流れていた。

《INVASION!》
●立体的★☆☆
●コミカルな宇宙人が地球を侵略しようとするドタバタコメディ。ドリームワークスやピクサーを彷彿させるキャラクター造形だと思いきや、両者出身のクリエイターが制作されたんやね。
・ふと下を向いたら、自分もウサギやった!
・宇宙人の破壊光線発射の瞬間にはちょっとドキドキした。
・Allumette程の立体感はなかった。おそらくウサギや宇宙人が立体的に見えるのかな。
・英語のナレーションに字幕を付けて欲しい。続編があるとのことで、その際に実装してもらえたらと願う。ストーリーは、ニュアンスで分かるのだがね。
・スタッフロールが視点に合わせて表示される工夫は格好良かった。Allumetteも、視点+決定ボタンでスタートやったな(INVASIONは視点操作のみ)。最初分からずに、メニュー画面から進めなかった。

《シン・ゴジラ〜スペシャルコンテンツ〜》
●立体的★☆☆
●ゴジラが都市を蹂躙する様子を、(瀕死の)プレイヤーが捉える。
・両目で立体的に捉えられたら、ゴジラの迫力が凄いんやなぁと想像する作品。全方位に景色が広がっていたが、残念ながら壊滅した都市も含めて平面的にしか見えなかった。
・ただズン、ズンとゴジラがこちらに向かってくる様子にはドキドキした。うわ、来る、こっちに来るよ。プレイヤーは骨折していて動けない、あー。

《つみきBLOQ VR(デモディスク)》
●立体的★★☆
●ひたすら積木を重ねて、メダル(レコード)を獲得するゲーム。積木を崩して飛距離を延ばすモードもある。
・VRという閉鎖された空間を意識させてくれる。
・コントローラーで積木を掴み、積み重ねていく動作がリアルで、あたかも目の前に積木があるように見える。

《Rez Infinite(デモディスク)》
●立体的★★☆
●音と映像が織りなすリズミカルなシューティングゲーム。
・操作方法が分かると楽しい作品だ。ゲームオーバーになっても、再チャレンジしたくなる。
・ステージが上がると、バックで流れるビートが上がっていく。攻撃をつなげていったときのリズムの良さが心地よい。
・プレイヤーを意味するモニュメントのデザインが好い。
・立体感というよりも、ひとつのゲーム作品として好いな。

ヘッドセットを装着しても、時たま画面が暗いままで何も映らなかったり、映像がいきなり暗くなるときがあって不具合かと思ったら、ヘッドセットがしっかりと頭部に固定されていないと認識されないのだった。頭に固定してネジを回すと、映像が映るようになった。またヘッドセットを外してしばらくすると、レンズ部分が暗くなる。映像が映らなくなるのは、コンピュータがヘッドセットを装着していないと判断するからではないだろうか。

2016年11月3日木曜日

【PlayStation VR】開封の儀


ストアで配達予約をしたとおり、31日(月)に無事にプレイステーションVRが到着した!
仕事の都合で起動するのが水曜日になったが、祝日と併せてじっくり遊べた。開封の儀の巻(今回)と、遊んだ感想(次回)で二つに分けて記録する。

↑①外箱が大きいだけで、商品の箱は小さいのかと思ったら、違った。仕切り箱が案外小さかった。


↑②ずっしりと重く、これは詰まっているなぁと期待させてくれる。側面に印刷されている兄ちゃんは、サメのゲームの人やね。横面の姉ちゃんはイーグルフライトの人なんやね(後で公式動画を観て判明した)。

↑③商品の内箱は分厚く、箱と箱を支える紐まで付いて、厳かな仕様だ。真っ新のパンフレットのような独特な紙の匂いもした。
・内箱の中には、皿に細々とした箱も入っていて、コード類が収められている。うん、コード祭りだ。

↑④小箱を取り出すと、いよいよヘッドギアがお目見えだ。公式動画では、ちょっと眺めてみてくださいねと言っていたが、まさしく眺めたくなる。これを装着したら、異空間やもんな。

↑⑤取扱い説明書を見て、コード類を取り付け、PS4の電源を入れると、VRのシステムインストールを促される。低速のWi-Fiだが、さほどインストールに時間がかからず、セットアップの画面になった。
・取扱い説明書の大きさの割に文字数が少ないなと思ったが、見開き1ページで要求される手順が少なく、分かりやすかった。なるほど、これは通訳する手間を省いたり、説明画像の共通化も兼ねているんだろうな。
・コード類に数字が振られていたのも分かりやすかった。これは迷わないね。おそらく商品化の段階で、ユーザーがコード祭りで混乱しないようにと試行錯誤を重ねたんだろうなと想像させてくれる。
・PS4もだが、ソニーのイメージカラーは青なんだろうか。パッケージから内箱まで、青で統一されている。ニンテンドーが赤で、まさしく相対の関係やな。
・体験会では、アナウンスのお姉さんが装着の仕方をレクチャーしてくれたので分かりやすかったが、自宅では自分で取り付けねばならない。ボタンがどこか、何を伸ばしてどう装着するか、最初は要領が掴めなかった。何度も装着説明の画面を戻したりして、設定に時間がかかったのだった。