2013年12月18日水曜日

郷田マモラ『きらきらひかる』シリーズを読み始めた

過去にドラマ化された本作だが、『モリのアサガオ』を読んでから存在を知った。
数ヶ月前に2までの文庫版と完結編を購入してからずっと積本になっていたので、少しずつ読んでいこう。

モリのアサガオの時も思ったが、郷田氏の作品のシナリオは濃密で、よく組まれていると舌を巻く。話で読ませる作者だと思う。1ページ1ページをじっくり読みたくなる。
目次を見たところ、一つの案件に対して、前編・後編の2話構成で読みやすい(巻をまたいで事件が長引かないので、消化不良にならない)。まだ1巻しか読んでいないので何とも言えないが、ひかるを取り巻く日常がどのように展開されていくのか楽しみだ。

今では、法医学を取り上げたドラマが結構放送されているが、この作品が発表された当時は、画期的なテーマではなかっただろうか。モリのアサガオで、著者が死刑制度の有無について葛藤していたように、法医学という専門分野に取り組む姿勢も気になる。