2016年2月18日木曜日

【マイ3Dプリンターモデリング講座09】ティーポットを作ろう

9号、何ゆえにティーポットをモデリングするのだろう。業者に頼んで金属系の素材で印刷してもらうのなら分かるのだが、自宅でプラスチックで印刷して置物にするねらいなのだろうか。自問しながらも、答えがようやく出た――後半をどうぞ。

《覚え書き》
今回は真っ新の状態でスタートでござる。Sketchを使って、自力で図形を作成できるか。やってみよう。


・アレンジに挑戦は(ずぶの素人から見ると)レベルが高いと思うが、それ以外は無理なくモデリング講座が構成されている。これまでの講座をサボらずやっていると、何とかある程度の箇所は作成できるものである。
・CADモデリングは、正確な値(スケール)をもとに作成するので、座標指定が分かりやすく、講座に向いているなぁ。
→数学が苦手な私は、X軸とY軸が頭の中で一致しない。横軸と縦軸!
・何故故にスケールが消えてしまうんだい。Sketchできないやないか。


↑ひーひーふーふー、ティーポットの基本形のスケッチが完成したぞ。自力だが、途中で何回も描き直した箇所もあったな。戻すキーを押すと、スケッチ面が既に選択されている場合とされていない場合で戻るのが謎である。Polylineは前者で、Ractangleは後者だった。
・一つずつ線を書き終えたら、レ点を押して確定しないと、次の線に反映されてしまい、線ごとに移動させたいときに、前の線とくっついてしまうんだな。
・スケールは5mm単位で表示されている。


↑四つの円を回転させたが、これから何が出来るのか。
・マガジンには、一番上と二番目の円を横軸周りのハンドルを回転させてと書いてあるが、図をどう見ても、縦軸周りのハンドルだよな。


↑ままま、マジック! 向きを変えた四つの円を指定してLoftを反映させると、ティーポットの開口部が出来たではありやせんか。しかし、Loft直後にセーブしようとすると、手前まで戻される始末。


従って
・Loft→開口部を作成
・Sweep→把手の部分を作成
・Revolve→本体の部分を作成
Constructの機能の総出(Extrudeはいつも登場しているね)となった。

・要するに、Filletは仕上げなんだね。
・Shellで、本体と開口部を空洞化する。ますますティーポットらしくなってきたでー。
・把手の部分が空洞になってしまい(どこかで手順を間違えた)、どう埋めようかと一か八かで穴部分を選択してTweakをいじっていたら、穴が埋まった! 把手の内部は空洞のままだが、実用で使うわけではないので、見た目に問題がなければいい。よって、マガジンとは違うやり方で対処したのだった。Torusさんでなくても、Revolveでリングが作れたりと、やり方は様々である。


↑問題の画像。取っ手が空洞化してしまっている。
●マガジンどおりに、取っ手の内側をTweakする部分がどうしてもうまくいかないので、お手本ファイルでできるかどうか試した。お手本ファイルでポットを作成できれば、スケッチの段階で間違っていると確信できるから。
●どうやらお手本データでも、取っ手がポット本体と一体化されてしまい、取っ手の中が空洞化する。
→一考したところ、取っ手をTweakで作成後、Revolveで本体を作成する前に切り離し、本体と開口部をShellして空洞化した後に、取っ手を元の位置に移動させれば良いことに気づいた! マガジンには、取っ手を一時的に移動する手順が書かれていない。
→本体のスケッチ自体は自分が作成した物と同じだったので、お手本の本体スケッチに、作成した開口部のデータを読み込んで合体させることにした。
→一つの行程で2、3回やり直しているため、作成に5時間もかかってしまった。2講座やりたかったのにぃ、くそー。
→ノートをまとめる際にマガジンを見返していて、ふとRevolve実行時に「Subtract」のコマンドを反映していなかったのではないかと、脳裏によぎった。もしくは「Subtract」以下のコマンドで「New Solid」ではなく、「Merge」に設定していたせいで、作成された本体と取っ手がくっついてしまい、取っ手までShellで中身をくり抜かれたのではないか。もしこの仮説が正しければ、再試行してみる必要がある。
→やはり「Subtract」以下のコマンドを「New Solid」に反映させたら、取っ手が一体化することなく、Shellで空洞化されなかった。私の選択ミスである。以下のぼやき、および上記の覚え書きが恥ずかしい。しかし、敢えて削除せずに載せる。何かしらの参考になるだろうから。


↑やっと蓋の手前まで完成。取っ手の内側の上の断面が若干はみ出しているが、許容範囲とする。マガジンの手順で作成するのがベストだが、どうにもならない場合はやり方を逸脱してもいいかもしれない。どんな方法でも形になればいいんだ。



完成。蓋を作成する箇所で、Sketch Ractangleで何度もやり直し、落胆した。数値を入力するときは、いったん伸ばしたい方向にカーソルを動かして誘導してあげなければならないのだ。Ractangleに限らず、Sketch、ムーブ機能において共通だ。蓋が完成して、本体の上に被さった瞬間は、ホッとしたよ。ああ、紆余曲折しながらも、ようやく形になったなと。


↑今日のノート。覚え書きがいつになく大量だが、新機能のメモもたくさんあるので、覚え書きを割愛した。間違いで何度も同じ機能を使ったため、何となく用途が頭に入ったな。

今までただ漠然と123DDesignで小物類をモデリングし、早くフィギュアをデザインしたくて、Blenderに到達したいとばかり思っていた。しかし、モデリングした小物類を縮小したら、ミニチュアになるのではないかと考えた時、ミニフィギュアの小道具なると思い至った! もしかしたら、ずっとずっと幼い時から夢見ていたのかもしれない。シルバニアファミリーのようなプラスチックの小道具を自分で作成できたらと。
今モデリングしている小物類の数々をミニチュア家具だと捉えると、これからCADモデリングもワクワクしながら進められるぞ。

試行錯誤の連続でぼやいていたら、いつの間にか文字数が2000字を超えていた。長文になるのは、筐体作成編の完成以来だな。これをここまで読む他人(ひと)はいまい。